昆布漁師 ジュンヤ・オカヤマ
千切りビストロ昆布
2017
- AD,D : MASAYUKI TERASHIMA
函館の近く、椴法華(とどほっけ)の昆布漁師、岡山さんは
自分が育てた昆布をオシャレに商品化したいと、ご夫婦でやって来た。
商品は食べる昆布。
通常の出汁用昆布は夏から秋に収穫するけれど、
春の若い昆布を茹でて千切りにし、シート状に加工したもので、
そのままパスタに入れて和えたり、味噌汁に加えたりと手軽に使えるもの。
漁師って男っぽくて荒々しいイメージなんだけれど、
それだと差別化できないので思い切ってパテシエのような顔つきにしてみた。
船の上でオリーブオイルかけちゃうような、そんなカッコいい漁師がいたっていいでしょ?
パッケージは透明の容器を使って商品が見えるように。
上半分に黒いシールを貼って金箔のロゴ。
漁師ブランドがこんなに高級感いっぱいでいいのか迷ったけど、
世に出してみるとその評価は想像以上。
たぶんやりすぎかなと思うぐらいがちょうどいいんだね。
でもこれからの課題は脱プラスチック。
ヴィーガンの認証も取るぐらい意識の高い岡山さんとともに
そこを解決していきたいと思ってるところ。
どこかの会社で、プラスチックを使わない透明容器を早く開発してくれないかなあ?
ジュンヤ・オカヤマ
http://junya-okayama.jp