Terashima Design Co.

JAGDA

名古屋デザイン会議 2003 ポスター

2003

  • AD,D : MASAYUKI TERASHIMA
  • CG : MANABU SUZUKI

2003年に名古屋で行われたデザイン会議、通称「VISUALOGUE」を応援するポスター募集に出品した作品です。
ボウリングのボールの穴の部分でGraphicの頭文字の「G」を作っています。

この3Dは、以前事務所にいた鈴木君に、無償でお願いしました。
彼も僕と同じ北海道造形デザイン専門学校出身で、新卒で入ってから数年在籍してくれました。
とにかく3Dが好きで、仕事以外にもプライベートでいろいろ作ってましたね。

しばらくして仕事に慣れてくると「デザインはたいして好きじゃない」なんて言うんですね。
3Dでのヴィジュアルづくりが一番やりたいことのようでした。
趣味の事務所じゃないので、そこに専念してもらうわけにはいきませんが、
少しでも彼の技術を活かせるアイデアを多く考えました。
そうするとさらに精度のいいヴィジュアルを作るんですね。

やっぱり人それぞれキャラクターっていうのがあって、独自に何かしらいいものを持ってるんですが、
欠点や足りない部分はそれ以上に目に付きますよね。
でもそんなマイナス部分はなるべく気にしないようにしています。ストレス溜まりますけど。

その人のいい部分がもっと良くなるように仕事してもらうんですよ。
タイポグラフィが得意だったら、そればっかり頼むとか。

とにかく、自信とモチベーションが大きくなるように。
そうするといつの間にか「ここを直さないと」と思っていた部分が気にならなくなったりして。

野球のチームに「全員が球速150kmのピッチャーを目指せ」と指導したら試合できませんからね。
個性的な内野も外野も必要なんですね。
いいプレイヤーで成熟してきたら、自然とマネジメントに頭がいって優秀な監督(つまりディレクター)にもなれますし。

うちの事務所も、人生いろいろ、スタッフもいろいろですが、それぞれ日々成長を続けています。とても自慢です。
それよりなにより自分が成長しているのかが不安です。もう抜かされてたりします。
冗談じゃなくて。