丸善市町
極みもやし
2021
- AD,D Masayuki Terashima
苫小牧の丸善市町(まるぜんいちまち)という会社は、
ウトナイ湖の北側にあって、すぐそばを美々川が流れる。
自然が近い地の利を活かし、
支笏湖水系の天然水を使ったもやしを生産している。
実はこのもやし、とても細い。
そして一般のもやしと比べると、
特有のくさみがほとんどなくて食べやすい。
細いけど、しゃきしゃきしているし、調理時間はほんの少しでいいので、
しゃぶしゃぶなどの鍋に使ってほしいと市町社長は力説する。
実際に鍋で食べてみると、その歯ごたえはなかなかのもの。
秘密は栽培方法にあるらしいけど、
そうういうオリジナリティーが強みだよね。
デザインを考えるにあたって、
まずはスーパーのもやし売場に行ってみた。
どれも似ていてメーカーの違いがハッキリしない感じ。
色面が少ないものがほとんどなので、
この場所で目立たせるなら色の面積を多くすればいいと思った。
この商品の上質な雰囲気を伝えるならやっぱり黒しかないよね。
デザインはけっこう高級感出しちゃったけど、
価格はひと袋40円台。
商品のレベルからするともっと高くてもいいけどね。
でもこれが、もやしの世界なんだね。